恥部の思想

アイドルについての書かれない報告

Maison book girlのメジャーデビューによせて

Maison book girlメゾン・ブック・ガールのメジャーデビューが決まりました。メンバーそれぞれのコメントを、とても興味深く読みましたが、その中でも、一番印象に残ったのは、発表の翌日コショージメグミさんが更新したブログの記事でした。メジャーデビュ…

それでもアイドルはトイレに行かない

駅やらデパートやら催事場やら観光地やら、人の集まる場所に出かけた際、なにより心に残るのは、トイレに並ぶ女たちの姿である。楽しかったあの場所、この場所そんな場所の記憶は、いつも脳裏に、女たちのトイレ待ちの大行列と共に刻まれている。 そしてまた…

ネクロノマイドルの慎み深さについて

ネクロノマイドルの自己紹介フレーズは、「アナタの息の根止めちゃうゾ」……誰が考えたか知らないが、とても秀逸なフレーズだと思う。「ゾ」が良い。とにかく「ゾ」がイイのである。「止めちゃうゾ」の”ゾ”の部分に惹かれて、わたしはネクロノマイドルのオタ…

Maison book girlを「読む」

summer continueアーティスト: Maison book girl出版社/メーカー: ekoms発売日: 2016/03/30メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る ドルオタである以前に、私は重度のブック・ジャンキーなので、女の子とイチャイチャしながら、好きな本や作家につい…

とみにか共和国で迷子になって

とみにか共和国というアイドルは、なんだか不思議な存在で、アイドルなのに曲は自作だし、ラテンやハードコアなテクノを取り入れたその楽曲は、そこらへんの「アーティスト」を名乗る兄ちゃん姉ちゃんより明らかにクオリティが高い。堂々と「アーティスト」…

アイドル語りをするバカ

自分の好きなアイドルについて文章を書いてみたいのだけど、なんか上手くいかなくて、書いて消して書いて消して、一瞬公開して、また非公開にして……を繰り返しているのだった。一応音楽ファンなので、アイドルの音楽について、あれこれ分析したり理屈こねた…

隠れ名盤 黒沢秀樹『Believe』

Believeアーティスト: 黒沢秀樹,長田進出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 1999/04/21メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る黒沢秀樹が、L↔︎R活動休止後に出した、一枚目のソロアルバム。ニールヤングやジョン・レノン風のサ…

ジザメリさんがいらっしゃった! 2/26 豊洲PIT

そして、私は、豊洲pitにジーザス&メリーチェインjesus & mary chainを観にいったのだった。まず、11月に行われるはずの公演が、延期になるというお約束をかましてくれた時点で、掴みはおっけ。ハプニング性も、ジーザス&メリーチェインの大事な魅力。で、ラ…

自分のための文章教室

読んだ人が奇妙な気持ちになる文章を書きたいのだけど、例えば、それはおかしな内容・過激な意見を表明による「変」さではない。書き方や文体や形式を弄り操作して、引き伸ばして、そんな書く運動、それ自体から滲み出てしまう、「変」さがいい。ただ、あま…

ジザメリさんがいらっしゃる!

で、明日(正確に言うと今夜)ジーザス&メリーチェインjesus&mary chainの東京での来日公演があるのだった。あくまでも『psycho candy』の再現ライブがメインで、最近の曲目をみても、あの曲もこの曲もやらないのだけど、やっぱり楽しみである。多分、自分にと…

悪玉

すごく今更のはなしだけれど、『ハンターハンター』のキメラアント編(以下、蟻編)が始まったとき、私は、とにかくワクワクしたのだった。これまで緻密に組み上げてきた念の系統や、パワーバランスを崩壊させて、なんの前触れもなく突然出現した凶暴な敵。グ…